
この記事の結論
- Googleの検索順位の仕組みは、毎年何度も更新されています。2021年11月から2026年9月までに、Googleの「検索ステータス ダッシュボード」に載った更新は40回。そのうちコアアップデートは16回でした。
- コアアップデートは、始まってから終わるまで2週間前後かかります(16回の真ん中の値は約15日)。いちばん長かったのは2024年3月の45日です。
- パンダ(2011年)、ペンギン(2012年)から今まで、Googleの公式な説明はずっと同じです。人のために役立つ、独自の内容を書くことです。
こんにちは、SEOブログ管理人です。
このブログでは2012年4月27日に「Googleのアルゴリズム大幅変更 2012年4月25日」という記事を書きました。のちに「ペンギンアップデート」と呼ばれる更新です。その前の2011年2月には、パンダアップデートの発表も取り上げていました。今回は2本をまとめ、Googleの公式発表の日付だけで、主なアップデートの年表を作り直しました。
※ 日付は Google 検索セントラル ブログ、Google 公式ブログ、Google 検索ステータス ダッシュボードで、2026年10月8日に確認しました。
主なアップデートの年表(2011〜2024年)
| 発表日 | アップデート | 公式の説明(要点) |
|---|---|---|
| 2011年2月24日 | パンダアップデート(英語の検索) | 価値の低いサイトや、ほかのサイトのコピーでできたサイトの順位を下げる。英語の検索の11.8%に影響 |
| 2012年4月25日(日本時間) | ペンギンアップデート | キーワードの詰め込みやリンクプログラムなど、ガイドラインに違反するウェブスパムの順位を下げる。すべての言語で同時に実施 |
| 2012年7月18日 | パンダアップデートを日本語に | 日本語・韓国語でも実施。日本語の検索結果の約4%に影響 |
| 2012年10月23日 | 日本語検索で独自コンテンツを評価 | コピーのサイトに埋もれていた独自の内容のサイトを上に。日本語の検索結果の約5%に影響 |
| 2014年8月7日 | HTTPS をランキングの要素に | 暗号化された接続(https)を評価。当初は検索の1%未満に影響する小さな要素 |
| 2015年4月21日 | モバイル フレンドリー アップデート | スマホで読みやすいページを、スマホの検索で上に |
| 2017年2月3日 | 日本語検索の品質向上 | 上位表示を目的にした品質の低いサイトの順位を下げる |
| 2018年7月 | Speed Update | ページの読み込みの速さを、スマホの検索の要素に。とても遅いページだけが対象 |
| 2019年10月25日 | BERT(英語の検索) | 言葉の意味をより深く理解。アメリカの英語の検索の10回に1回で使用 |
| 2021年6月15日〜8月末 | ページ エクスペリエンスの更新 | 表示の速さなど「ウェブに関する主な指標」を順位の要素に |
| 2022年8月 | ヘルプフル コンテンツ アップデート | 検索エンジン向けではなく、人のために作られた内容を評価 |
| 2024年3月5日 | 2024年3月のコアアップデート | 複数の仕組みを同時に変更。期限切れドメインの不正使用など、スパムのポリシーを3つ追加 |
| 2024年8月16日 | 「AI による概要」を日本で | 検索結果の上に AI のまとめを表示(アメリカでは2024年5月から) |
※「パンダ」「ペンギン」は通称です。発表日は Google のブログの日付です(2012年4月25日は日本語版の日付)。
2021年11月以降のアップデート(全40回)

Googleは2021年から、検索の順位に関わる大きな更新を「Google 検索ステータス ダッシュボード」で知らせています。ここに載った更新を、すべて並べました。
- コアアップデート:検索順位の仕組み全体の見直し。年に2〜4回あります。
- スパムアップデート:ガイドラインに違反するサイトへの対策。
- ほかに、レビュー(商品の口コミ記事など)や、ヘルプフル コンテンツ、Discover の更新があります。
| 開始日 | アップデート | 完了までの期間 |
|---|---|---|
| 2026年9月24日 | 2026年9月のスパムアップデート | 14日 |
| 2026年8月18日 | 2026年8月のスパムアップデート | 3日 |
| 2026年6月24日 | 2026年6月のスパムアップデート | 2日 |
| 2026年5月21日 | 2026年5月のコアアップデート | 12日 |
| 2026年3月27日 | 2026年3月のコアアップデート | 12日 |
| 2026年3月24日 | 2026年3月のスパムアップデート | 19時間 |
| 2026年2月5日 | 2026年2月のDiscover アップデート | 22日 |
| 2025年12月11日 | 2025年12月のコアアップデート | 18日 |
| 2025年8月26日 | 2025年8月のスパムアップデート | 27日 |
| 2025年6月30日 | 2025年6月のコアアップデート | 17日 |
| 2025年3月13日 | 2025年3月のコアアップデート | 14日 |
| 2024年12月19日 | 2024年12月のスパムアップデート | 7日 |
| 2024年12月12日 | 2024年12月のコアアップデート | 6日 |
| 2024年11月11日 | 2024年11月のコアアップデート | 24日 |
| 2024年8月15日 | 2024年8月のコアアップデート | 19日 |
| 2024年6月20日 | 2024年6月のスパムアップデート | 7日 |
| 2024年3月5日 | 2024年3月のスパムアップデート | 15日 |
| 2024年3月5日 | 2024年3月のコアアップデート | 45日 |
| 2023年11月8日 | 2023年11月のレビューアップデート | 29日 |
| 2023年11月2日 | 2023年11月のコアアップデート | 26日 |
| 2023年10月5日 | 2023年10月のコアアップデート | 14日 |
| 2023年10月4日 | 2023年10月のスパムアップデート | 16日 |
| 2023年9月14日 | 2023年9月のヘルプフルコンテンツアップデート | 14日 |
| 2023年8月22日 | 2023年8月のコアアップデート | 16日 |
| 2023年4月12日 | 2023年4月のレビューアップデート | 13日 |
| 2023年3月15日 | 2023年3月のコアアップデート | 13日 |
| 2023年2月21日 | 2023年2月の製品レビューアップデート | 14日 |
| 2022年12月14日 | 2022年12月のリンクスパムアップデート | 29日 |
| 2022年12月5日 | 2022年12月のヘルプフルコンテンツアップデート | 38日 |
| 2022年10月19日 | 2022年10月のスパムアップデート | 2日 |
| 2022年9月20日 | 2022年9月の製品レビューアップデート | 6日 |
| 2022年9月12日 | 2022年9月のコアアップデート | 14日 |
| 2022年8月25日 | 2022年8月のヘルプフルコンテンツアップデート | 15日 |
| 2022年7月27日 | 2022年7月の製品レビューアップデート | 6日 |
| 2022年5月25日 | 2022年5月のコアアップデート | 15日 |
| 2022年3月23日 | 2022年3月の製品レビューアップデート | 14日 |
| 2022年2月22日 | 2022年2月のページエクスペリエンス(パソコン) | 9日 |
| 2021年12月1日 | 2021年12月の製品レビューアップデート | 20日 |
| 2021年11月17日 | 2021年11月のコアアップデート | 13日 |
| 2021年11月3日 | 2021年11月のスパムアップデート | 8日 |
※ 開始日はアメリカ太平洋時間です。日本時間では翌日になることがあります。「完了までの期間」はダッシュボードの表示を日数に丸めました。
コアアップデートは2週間前後かかる
- 16回のコアアップデートの期間は、平均すると約17日、真ん中の値は約15日でした。
- いちばん長かったのは2024年3月のコアアップデートで45日。Googleは発表のときに「ロールアウトには1か月ほどかかる可能性」と書いていました。
- いちばん短かったのは2024年12月の約6日です。
アップデートの最中は順位が上がったり下がったりします。完了の知らせが出るまでは、あわてて記事を直さないほうがよいでしょう。
アップデートで順位が下がったら
2024年3月のコアアップデートの発表で、Googleは次のように書いています。
人々のために満足のいくコンテンツを作成されている限り、このアップデートに対応するために何か特別な手立てを講じる必要はありません。
(Google 検索セントラル ブログ、2024年3月5日)
- まず、アップデートが終わるのを待つ。
- サーチコンソールで、どのページの、どの検索語の順位が下がったかを見る。
- Googleの「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」の質問に、自分の記事を当てはめてみる。
サーチコンソールの始め方は「Googleサーチコンソールの登録方法」にまとめています。
2012年の記事の答え合わせ
| 2012年4月に書いたこと | 公式の発表では |
|---|---|
| 2012年4月25日に大幅なアルゴリズム変更 | ○ 日本語版ブログの日付も2012年4月25日(英語版は4月24日) |
| 全世界一斉に適用されたようだ | ○ 公式に「すべての言語で同時に実施」。英語の検索の約3.1%に影響 |
| 更新頻度の低いサイトの順位が下がっているように見える | △ 公式の狙いは「ガイドライン違反のウェブスパム」の順位を下げること。更新の頻度の話ではありませんでした |
| SEOの王道は「内容の充実」と「更新頻度」 | ○「内容の充実」は今も Google の説明の中心です |
当時は「アメリカの結果を見て対策を考える時間がなかった」とも書いていました。今はステータス ダッシュボードで、始まりと終わりが公式に知らされます。14年で、ずいぶん分かりやすくなりました。
よくある質問
Q1. Googleのコアアップデートは年に何回?
A. 検索ステータス ダッシュボードでは、2022年に2回、2023年に4回、2024年に4回、2025年に3回でした。2026年は9月までに2回です。
Q2. コアアップデートはどのくらいの期間で終わる?
A. 2021年11月以降の16回では、真ん中の値が約15日でした。2024年3月は45日かかりました。
Q3. ペンギンアップデートはいつ?
A. 2012年4月24日(アメリカ)、日本語版ブログの日付では2012年4月25日です。ガイドラインに違反するウェブスパムの順位を下げる更新でした。
Q4. パンダアップデートが日本語に入ったのはいつ?
A. 2012年7月18日です。日本語の検索結果の約4%に影響すると発表されました。
Q5. アップデートで順位が下がったらどうする?
A. まず完了を待ち、サーチコンソールで下がったページを確かめます。Googleは、人のために役立つ内容を作っていれば特別な対応はいらない、と説明しています。
あわせて読みたい
出典
- Google 検索ステータス ダッシュボード「Ranking」の履歴
https://status.search.google.com/products/rGHU1u87FJnkP6W2GwMi/history - Google 公式ブログ「Finding more high-quality sites in search」(2011年2月24日)
- Google 検索セントラル ブログ「良質なサイトをより高く評価するために」(2012年4月25日)、「Google 検索が、高品質なサイトをよりよく評価するようになりました」(2012年7月18日)、「独自コンテンツをより高く評価するために」(2012年10月23日)、「ランキング シグナルとしての HTTPS」(2014年8月7日)、「モバイル フレンドリー アップデートを開始します」(2015年4月21日)、「日本語検索の品質向上にむけて」(2017年2月3日)、「ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します」(2018年1月17日、7月9日更新)、「ページ エクスペリエンスの更新に対応するための期間、ツール、詳細情報」(2021年4月19日)、「2022 年 8 月の Google の有用なコンテンツの更新について」(2022年8月18日)、「2024 年 3 月のコア アップデートとスパムに関する新しいポリシー」(2024年3月5日)
https://developers.google.com/search/blog - Google 公式ブログ「Understanding searches better than ever before」(2019年10月25日)、「AI による概要:ウェブにつながる新しい方法」(2024年8月16日)
確認日:2026年10月8日。回数・期間・グラフは、ダッシュボードの履歴からこのブログで数えました。



















