
この記事の結論
- 京大の2026年度入試(前期日程)の合格最低点は、得点率にすると50.6%(医学部人間健康科学科)〜68.8%(医学部医学科)。多くの学部は55〜65%でした。
- 京大は二次試験(個別学力検査)の比重がとても大きい大学です。2027年度入試の配点では、共通テストの割合は15%(総合人間学部理系)〜35%(経済学部文系)です。
- 大学が公表するのは総点の最低点・最高点・平均点だけ。共通テストと二次の内訳や、いわゆる「ボーダー」は大学の数字ではありません。
こんにちは、SEOブログ管理人です。
このブログでは2008年に「京大の合格最低点予想」や「京大受験ボーダー」の記事を書いていました。あれから18年。古い記事をまとめて、京都大学が公表している数字だけで、合格最低点の記事を作り直しました。学部別の得点率、22年分の推移、共通テストと二次試験の配点、そして2008年の予想の答え合わせまで載せています。
※ 数字はすべて京都大学の公式資料(入学者選抜実施状況・入学者選抜要項)で、2026年10月に確認しました。得点率は「合格最低点÷満点」をこのブログで計算した値です。
2026年度入試の学部別 合格最低点
2026年2月に行われた2026年度入試(令和8年度)の前期日程です。京大の一般選抜は前期日程だけで、後期日程はありません。
| 学部・学科 | 満点 | 合格最低点 | 得点率 | 合格者平均点 |
|---|---|---|---|---|
| 総合人間学部(文系) | 825 | 530.50 | 64.3% | 564.20 |
| 総合人間学部(理系) | 825 | 454.00 | 55.0% | 500.71 |
| 文学部 | 750 | 488.25 | 65.1% | 518.97 |
| 教育学部(文系) | 915 | 564.66 | 61.7% | 598.22 |
| 教育学部(理系) | 915 | 523.18 | 57.2% | 565.42 |
| 法学部 | 885 | 558.08 | 63.1% | 601.63 |
| 経済学部(文系) | 850 | 555.75 | 65.4% | 594.27 |
| 経済学部(理系) | 950 | 555.62 | 58.5% | 603.06 |
| 理学部 | 1225 | 730.25 | 59.6% | 800.41 |
| 医学部 医学科 | 1275 | 876.62 | 68.8% | 940.75 |
| 医学部 人間健康科学科 | 1025 | 518.50 | 50.6% | 561.91 |
| 薬学部 | 920 | 512.06 | 55.7% | 566.09 |
| 工学部 地球工学科 | 1025 | 581.20 | 56.7% | 612.79 |
| 工学部 建築学科 | 1025 | 596.32 | 58.2% | 639.63 |
| 工学部 物理工学科 | 1025 | 615.33 | 60.0% | 656.43 |
| 工学部 電気電子工学科 | 1025 | 602.15 | 58.7% | 640.52 |
| 工学部 情報学科 | 1025 | 645.49 | 63.0% | 694.29 |
| 工学部 理工化学科 | 1025 | 581.15 | 56.7% | 612.41 |
| 農学部 | 1050 | 629.98 | 60.0% | 675.58 |
※ 総点(共通テストの換算点+個別学力検査)の値です。出典:京都大学「令和8年度 入学者選抜実施状況」。
何割取れば受かる?得点率でみる
満点が学部ごとに違うので、点数のままでは比べにくいです。合格最低点を満点で割った得点率で並べると、2026年度はこうなりました。
- 65%以上:医学部医学科 68.8%、経済学部(文系)65.4%、文学部 65.1%
- 60〜65%:総合人間学部(文系)64.3%、法学部 63.1%、工学部情報学科 63.0%、教育学部(文系)61.7%、工学部物理工学科・農学部 60.0%
- 55〜60%:理学部 59.6%、工学部電気電子工学科 58.7%、経済学部(理系)58.5%、工学部建築学科 58.2%、教育学部(理系)57.2%、工学部地球工学科・理工化学科 56.7%、薬学部 55.7%、総合人間学部(理系)55.0%
- 55%未満:医学部人間健康科学科 50.6%
つまり京大は、満点の6割前後で合格ラインに届く学部が多い大学です。ただし、これは「合格した人の中で一番低い点」です。合格者の平均点は、どの学部も最低点より30〜70点ほど高くなっています。
22年間の推移(2005〜2026年度)

グラフから分かることを3つ挙げます。
- 医学部医学科はずっと一番上。22年間の得点率は63.2%(2020年度)〜74.9%(2023年度)でした。
- 理学部と工学部情報学科は、上がり下がりが大きい。理学部は2008年度に45.2%まで下がり、2023年度には66.3%まで上がっています。
- 全体が一斉に下がる年がある。2024年度は、学部ごとの13区分(工学部は情報学科で代表)すべてで、前の年より得点率が下がりました。2020年度も13区分のうち11区分で下がっています。下がった理由は、大学からは公表されていません。
満点は年度によって変わることがあります。たとえば理学部は2012年度までは650点満点、2013年度から1200点満点、2025年度から1225点満点です。点数そのままではなく得点率で比べるのは、このためです。
共通テストと二次試験の配点(2027年度入試)

京大は、共通テストの点を学部ごとの配点に換算(小さく)してから、二次試験の点と合計します。たとえば法学部は、共通テスト950点満点を285点満点に換算し、二次試験600点と合わせて885点満点です。
共通テストの割合が一番小さいのは総合人間学部(理系)の15%、一番大きいのは経済学部(文系)の35%です。どの学部でも、合否の大部分は二次試験で決まることが分かります。
医学部医学科には、共通テストによる第1段階選抜があります。共通テスト6教科8科目の合計が1000点満点中700点以上の人のうちから、募集人員の約3倍までが二次試験に進めます。
大学が公表していること・いないこと
| 項目 | 京大の公表 |
|---|---|
| 合格最低点・最高点・平均点(総点) | あり(学部・学科ごと) |
| 共通テストと二次試験の内訳 | なし |
| 科目ごとの平均点 | なし |
| 「ボーダー」「合格可能性」 | なし(予備校などが出す予想値) |
「京大のボーダーは共通テスト○%」という数字は、予備校などが受験生のデータから出した予想です。大学の合格最低点とは別物なので、混ぜないように気をつけてください。
2008年の予想を答え合わせ
このブログは2008年2月、前期試験の直後に「学部別に、合格最低点が前の年より上がるか下がるか」を予想していました。京大が公表した2007年度と2008年度の最低点で、答え合わせをします。差が満点の1%未満なら「ほぼ同じ」としました。
| 学部 | 2008年の予想 | 結果(2007→2008年度) | 判定 |
|---|---|---|---|
| 総合人間学部(理系) | 上がる | 388.75→366.75(下がる) | × |
| 総合人間学部(文系) | 下がる | 414.00→401.66(下がる) | ○ |
| 工学部 | 少し上がる | 学科・配点の8区分のうち5つ上がり、3つ下がる | △ |
| 農学部 | 少し上がる | 571.48→586.40(上がる) | ○ |
| 理学部 | 少し上がる | 313.00→294.00(下がる) | × |
| 薬学部 | 少し上がる | 530.33→530.26(ほぼ同じ) | △ |
| 医学部医学科 | 前の年並み | 855.87→864.16(ほぼ同じ) | ○ |
| 経済学部 | 上がる | 479.05→510.50(上がる) | ○ |
| 文学部 | 前の年並み | 427.00→452.00(上がる) | × |
| 教育学部(文系) | 少し上がる | 551.66→551.16(ほぼ同じ) | △ |
| 教育学部(理系) | 少し上がる | 533.43→540.28(ほぼ同じ) | △ |
| 法学部 | 少し上がる | 485.90→481.10(ほぼ同じ) | △ |
結果は○4・△5・×3。半分も当たっていません。試験直後の手ごたえや倍率から最低点を当てるのは、やはり難しいということです。今の受験生には、予想よりも過去の実際の数字を見ることをおすすめします。
よくある質問
Q1. 京大は何割取れば合格できますか?
A. 2026年度入試の前期日程では、合格最低点の得点率は50.6%(医学部人間健康科学科)〜68.8%(医学部医学科)でした。多くの学部は55〜65%です。年度によって数ポイント〜10ポイントほど上下します。
Q2. 共通テストと二次試験の点数の内訳は分かりますか?
A. 分かりません。京大が公表しているのは、共通テストの換算点と二次試験を合わせた総点の最低点・最高点・平均点だけです。
Q3. 京大で合格最低点の得点率が一番高い学部は?
A. 医学部医学科です。2026年度は68.8%でした。本文のグラフの5学部・学科の中では、2005年度から2026年度まで22年間ずっと一番高い得点率です。
Q4. 京大に後期日程はありますか?
A. ありません。2027年度入試の入学者選抜要項でも、一般選抜は前期日程だけです。ほかに、学部ごとの「特色入試」があります。
Q5. 京大の共通テストの配点はどのくらいですか?
A. 2027年度入試では、共通テストの換算後の配点は125点(総合人間学部理系)〜350点(農学部)で、総点に占める割合は15〜35%です。どの学部も二次試験の比重が大きくなっています。
Q6. 過去の合格最低点はどこで見られますか?
A. 京都大学の公式サイトの「入学者選抜実施状況」に、年度ごとの資料があります。全学部・全年度を一覧で見たいときは、受験掲示板「100点BBS」の京大合格最低点ページが便利です。
もっと詳しく見たいとき
学部・学科ごとの全年度の表、最高点・平均点、受験生の書き込みは、こちらにまとまっています。
- 京都大学 合格最低点一覧(100点BBS):1996〜2026年度、学部別の得点率つき
- 学部別:医学部医学科・法学部・経済学部・文学部・工学部・理学部・薬学部・農学部・教育学部・総合人間学部
- 京都大学掲示板(100点BBS):入試の情報交換、合格最低点の予想スレ
- 共通テストの平均点【2026年度】科目別とセンター試験からの推移
- 京大工学部の入試【2027年度】配点・科目と学科別の合格最低点
出典
- 京都大学「入学者選抜実施状況」(2005〜2026年度の各年度資料「合格者 最高点・最低点(総点)調」)
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/admissions/undergrad/jisshijokyo - 京都大学「令和8年度 入学者選抜実施状況」
R08shotoukei(PDF) - 京都大学「令和9年度 京都大学入学者選抜要項」(配点・第1段階選抜・日程)
senbatsuyokoR9_all(PDF)
確認日:2026年10月8日。グラフと配点図は、上の公式資料の数字からこのブログで作りました。



















